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    防災の日

    今日,9月1日は「防災の日」です。
    各地で色んな防災訓練が行われている事と思います。

    が,超零細個人事業者の私には放送が入って皆でグランドに集合!!
    とか,そんな訓練 全く関係ないです。f(^-^; ポリポリ

    て思ってたら・・・・
    「応急危険度判定士」の連絡網訓練で,電話がかかって来た。
    これも,立派な「防災訓練」かな?(⌒_⌒)

    そんな事をぼんやり思いながらふと「木造住宅の耐震性能」見たいな事が
    頭をよぎった。。。

    別に特別な事を考えた訳では無いんですけどね。(^-^;A

    例の偽装事件の影響や
    ここ最近立て続けに大きな地震が起こってるのもあってか
    一般の人達の「耐震性能」に対する感心が以前より高くなっているのは
    良い事だと思うのですが。
    どこまで,正しい情報や知識を得られてるのかなぁ?と思ったりしてます。
       
    阪神大震災の後では2×4メーカーなんかが
    「2×4の住宅には殆ど倒壊等の被害はありませんでした。
     2×4の住宅は地震に強い家です。」とかって盛んに宣伝して
    売り上げを伸ばした。とか・・・・・・・
    当時はそういう宣伝を見ながら
    「メーカーの住宅に倒壊が少なかったのは
     単に,新耐震基準に適合してたり,新しかったり。
     そういう要素の方が強いんちゃう?」って思ってましたが,
    その後の色んな研究・検証結果なんかを見てるとその通りだった。(⌒_⌒)

    最近でも,各メーカー莫大な費用をつぎ込んで色んな工法を
    研究・開発している様ですが。

    そんな中,この前ポストに入ってた某中堅住宅メーカーのチラシの中に
    載ってた言葉が・・・・・・・・・

    「地震に強い日本古来の伝統的な『木造在来軸組工法』です。
     一番力のかかる重要な仕口部分には最新工法の○○工法の仕口金物を使用しています。」

    うーん,(~_~;
    木造在来軸組工法は日本古来の伝統的な工法だったっけ?
    2×4工法とは違いますよ!って言うのを言いたかったのだとは思うけど・・・・・
    大きな意味ではそうなのかも知れないけど・・・・・

    今一般的に使ってる「木造在来軸組工法」てのは86年(だっけ?)の
    新耐震基準以降の軸組と筋交いによる工法の事で,何年か前に
    新耐震基準以前にはまだまだあった『貫工法』と区別する意味で
    貫工法で造られた木造の建物を「伝統工法」と言う様にしましょう!
    ってなりました。

    木造在来軸組工法ってのはそんなに古い工法じゃ無いんです。
    案外知らない人多いんじゃないかな?(⌒_⌒)

    で,伝統工法である『貫工法』今の法律では基本的に採用出来ません。

    今の法律では「筋交いや構造用パネル」を用いた在来軸組工法を前提に木造の構造基準が
    決められています。
    伝統工法を採用しようとすると,限界耐力設計等のとんでもなく難しい構造計算によって
    耐震性能のチェックをする必要があります。
    そんな構造設計やってくれる人殆ど居ません。
    (今じゃ,適判にまわるのかな??)

    貫工法は確かに在来軸組工法よりも弱いけれど,粘りは全然強い!!
    っていう実験結果もあります。

    粘りが強い!って事は地震なんかで家が傾いても何とか持ちこたえてくれる。
    って事です。(言い換えればしぶとい!!って事かな?)

    今では
    ・大きく重い瓦屋根
    ・基礎と緊結しない束工法
    ・筋交いに頼らない貫工法

    のセットが最も優れた耐震工法だ!!って言う人も居ます。

    現在の一般的な耐震に関する常識と全て全く逆ですよね。(⌒_⌒)

    ただし,この『貫工法』,注意点も幾つかあります。
    ・限界耐力設計により,耐震性を確認する必要がある。
     →そんな構造設計やってくれる人殆ど居ない。
    ・柱のサイズを一般的に流通している物よりも大きくする必要がある。
    ・木材加工精度や大工さんの施工精度によって強度にバラツキが出やすい。
    ・本当にこの工法に精通して居ないとディテール等に対する配慮が難しい。
    等々。

    考え方によって何が優れているのか?てのは変って来るので
    一概に「この方法が一番良い!」とは言えませんが・・・・・・
    ある一つの情報だけで,全てを判断する。って言うのは危険な事だと思います。

    個人的には
    『貫工法てのはちゃんと造れれば耐震性能も素晴らしくて良いのでは?』
    と,思っていますが
    万が一,貫工法で設計して欲しい!と言われても 無理!!
    私には恐れ多くて手が出せません。f(^-^; ポリポリ

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    Comment

    ChiChi | URL | 2008.09.01 19:18
    またまたお邪魔します。
    数年前にお寺の本堂を設計した際に限界耐力計算を試みました。
    正直、ちゃんと解析できているか100%の自信はないですが、意匠専門の私にもできました。

    無事に本堂も竣工し、めでたし、めでたしですが、
    今後、限界耐力計算は構造設計一級建築士でないと試みてはいけないと聞き及んでいます。
    それが事実なら、意匠屋はお寺の設計ができなるなるばかりか、
    私の知り合いの構造設計屋さんも限界耐力計算はしたことがないと言っているので、
    お寺の構造解析ができる事務所は極めて限られそうです。

    日本から伝統的な木工法が、このままでは消えてしまいます。
    困ったものです。
    なべ@管理人 | URL | 2008.09.01 20:31
    おぉ,ご自分で限界耐力計算されたんですか??
    スバラシイ(⌒_⌒)
    私も数年前,本の解説を見ながら貫工法の構造計算に一度チャレンジした事ありますが,
    速攻挫折しました。( ̄▽ ̄;A

    10数年前,伝統的な数寄屋専門の工務店の
    社長さんのインタビュー記事の様な物を読んだ事があるのですが,その社長さんは
    「在来工法よりも貫工法の方が粘りがあって
     地震に強いはず。ただし施工精度は重要だ。」
    の様な事をその記事の中で言っておられました。

    で,記者の
    「貫工法は,現在の基準法では基本的に使えないですが,その辺はどうされてるんですか?」
    という質問に
    「確認は,筋交い計算して出しておいて
     実際の施工で,貫工法にする。
     現実的には基準法違反にあたるが,貫工法だからと言って,耐震性が劣る訳では無い!!」
    と,答えておられました。

    当時は貫工法を採用しようと思うとそうせざるを
    得なかったのだと思います。

    限界耐力計算による貫工法の採用が法律で認められた時,単純に「良い事だぁ。(⌒_⌒)」と
    思ったんですけどね。

    建築に係る日本の素晴らしい伝統技術がどんどん消えていってますね。
    寂しい限りです。

    て,自分で出来る様勉強すれば良いのでしょうがf(^-^; ポリポリ
    にじり口 | URL | 2008.09.03 09:49
    ちょっと 私個人の所感になりますが。。。
    貫工法の施工制度は重要なのは当然ですが この貫工法の実際の木工事は、そんなに難しくありません。現在では道具も器具も進化していますが、貫工法用の専門道具も多く開発されています。

    しっかり修行して10年も経験した大工で、ノミもカンナも自由に使えるようになった人に言わせると、大壁より真壁の方が作業・納まり・精度はより楽だといいます。私もそう思っています。

    和室のお座敷仕事などするのは、確かに更なる経験も必要ですが、建物本体の強度・耐久性だけに関して言えば、全く難しい仕事では無いのです。

    (まあ、それほど、ノミとカンナを使える大工が少なくなったとも、いえますが)

    多くの構造設計事務所さまが、これにしっかり対応してくだされば 今後もこの工法は残していけると思います。
    なべ@管理人 | URL | 2008.09.03 14:10
    おっしゃる通り
    ちゃんとした経験をつんだ人にとっては
    そんなに難しい工法では無いのかも知れませんね。f(^-^; ポリポリ

    昔,親戚の家の離れで小さなお茶室(もどきです)を設計した時に,「貫工法で,壁は竹小舞を組んで・・・」て,工務店と話をした時に
    「出来る職人がもう居ない。無理にでもやろうと思うと高くなる。」と断られた経験があったもので・・・・・・

    ホントにできれば多くの構造事務所さんに対応してもらって,こう言う工法を残して行って欲しいものです。

    て,自分で勉強すれば良いのでしょうがf(^-^; ポリポリ
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