その1
「匠」と称された設計者が自ら加工道具をもって
先頭に立って施工している事。
見ていてテレビの「演出(やらせ)」感ありありです。(⌒_⌒)
設計者は「施工」や「加工」のプロではありません。
お手伝い程度に施工をする事はあっても,自ら先頭に立って
施工したりする事は普通無いでしょう!
(中にはそう言う方もおられるかも知れませんが・・・)
その2
法律に触れると思われる様なリフォームが多々見られるにも関わらず
その事に対する説明が一切なされて無い事。
一番印象に残っているのが,屋根の形状を「切妻」から「片流れ」に
変更して建物全体の高さを高くして,ロフトスペースを造り出し,
その部分を「子供部屋」として紹介されていた事です。
屋根を全面的に造り直して,おまけに建物の高さが変わってしまうのは
法律上「大規模修繕」に当るのでは?
その場合「確認申請」が必要になるけどちゃんと手続きしたのかな?
この辺の説明は一切ありませんでした。
さらにはロフトスペース。
これは勘違いされている方も多いのではないかと思いますが,
解りやすく言うと,ロフトは法律上「収納」程度としてしか使う事が出来ません。
ロフト部分を「寝室スペース」や「子供部屋」として使う場合,
法律では「居室」と見なされ「階」に参入されてしまいます。
つまり,2階建て住宅の2階の部屋の上にロフトを設けた時,
その部分を「小屋裏収納」として使う場合は建物は2階建て,のままですが
「子供部屋」等の「居室」として使う場合はその建物は「3階建て」となり,
仕上げ材や構造の基準が厳しくなります。
この放送回の建物の場合,堂々と「ロフトスペースに子供部屋が・・・」と
説明していました。
そのまま受取ると,2階建てから3階建てへ変更した事になります。
しかし,私の見ていた限り仕上げや構造を3階建ての基準に対応させている様には
見えませんでした。
これについても,一切の説明はありませんでした。
こう言う事って,一般の人に誤解を与えるのでは??
最後に
施工費用がリフォーム内容と比べて異様に安過ぎる!と感じる事。
これはまぁ想像してた通りですが,施工業者に対して「宣伝・広告」になるから
と,格安の金額を番組の方から強いられる様です。
(酷い時には実際の工事費の半額程度まで)
確かに,番組で名前の出た「設計者」や「施工業者」には放送直後には問い合わせが
殺到するそうですが・・・
その殆どが「テレビで見たあの金額で出来るんですよね?」という様な内容ばかりで
実情を説明すると,みなさん電話を切られて仕事に繋がる事が殆ど無いばかりか
その電話の対応に追われて,他の仕事にまで影響が出てしまう。
という話を,実際出演された設計者の方から聞いた事があります。
(その方はもう2度と出ない!とおっしゃってました。)
この他にも
「ここまでやる位なら建て替えた方が施主さんにとっては良かったんじゃ?」
と思う様な「過激な演出」の放送回が目立つ様になり,だんだんと番組を
見なくなりました。
こういうのは「バラエティ番組だから」と言ってしまえばそれまでですが,
リフォームを考えていてその参考の為に!と番組を真剣に見ている人達も
数多くおられるのではないか?と思います。
そう言った人達に「まちがった情報」を与えてしまわない為にも
こう言う番組は「視聴率稼ぎの過激な演出」は控えて
正確な情報(特に法律や施工費等)を提供するべきなのでは??
と思います。
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